前号で頭出しした河野太郎行革大臣の再エネ規制改革タスクフォースがいよいよ12月1日から始まった。※1再生可能エネルギーの主力電源に向けて、「再生可能エネルギー等に関する規制等を総点検し、必要な規制見直しや見直しの迅速化を促す」ために、構造的な課題も含めて、聖域なく切り込んで見直すとしており、大いに期待したい。 第1回...
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前号で頭出しした河野太郎行革大臣の再エネ規制改革タスクフォースがいよいよ12月1日から始まった。※1再生可能エネルギーの主力電源に向けて、「再生可能エネルギー等に関する規制等を総点検し、必要な規制見直しや見直しの迅速化を促す」ために、構造的な課題も含めて、聖域なく切り込んで見直すとしており、大いに期待したい。 第1回...
菅義偉新総理が、所信表明演説(注1)で「2050年までに温室効果ガスを実質ゼロ」と、これまでの政府方針から一歩踏み込んだ発言をした。果たして、菅総理の所信表明演説「2050年カーボンゼロ」は再生可能エネルギー100%(RE100)の実現に期待できるか。 菅総理の所信表明演説では、日本のエネルギー政治史上、初めて「205...
「再エネ価値」とは何か 日本のいささか「分裂症気味」の環境価値(下図)について、前回は「最初の2つのボタンの掛け違い」のうち「ゼロ・エミッション」という括りを議論した。今回は、もう一つのFITにおける賦課金と環境価値の扱いの「過ち」について議論する。 (出典)資源エネルギー庁 第38回 総合...
さて、日本のいささか「分裂症気味」の環境価値(下図)について、前回、「最初のボタンの掛け違い」に立ち返って、イチから見直すほかない。その第1は、エネルギー供給高度化法で定めた「ゼロ・エミッション」という括りだと述べた。言うまでもなく、再エネと原発をひと括りにして「ゼロ・エミッション」と呼んだことの政策の間違いだ。再エネ...
Apple社が2030年までに全てのサプライヤーを含めてカーボンニュートラルにするロードマップを公表した※1。すでに自社でRE100を達成したApple社の、次の大きな目標となる。そのApple社がRE100を達成するのにもっとも苦労したのが日本だという話は、以前に紹介したとおりだ。※2このように、非化石証書のトラッキ...
去る6月22日の夏至は、自然エネルギー100%プラットホームが主催した「世界自然エネルギー記念日」(World REnew Day)だった[1]。夏至は、北半球では一年でもっとも日が長いことから、また南半球では一年でもっとも日が短く太陽が貴重な日であることから、この日が選ばれた。 第一回目だった昨年は、「未来のための金...
新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が解除された。とはいっても、「元の生活に戻る」のではなく「新しい日常生活」、すなわち「ニュー・ノーマル」が必要なのだ、という。なお進行中の新型コロナウイルス・パンデミックだが、大きな方向性が見えてきたようだ。その一つが、このニュー・ノーマルだろう。 あらためて振り返ると、事前には予...
未だに今後の展望の見えない新型コロナウィルスのパンデミックだが、引き続きRE100との関連を考察する。というのも、今、世界レベルで経験している新型コロナウィルス危機が、いつか何らかのかたちで終息した後(コロナ後)の社会は、残念ながら私たちの暮らしも国内外の経済も、大きく毀損しているに違いない。すでに、一世紀前の大恐慌を...
今回は、時節柄、新型コロナウィルス問題とRE100との関連を考察してみる。直接的には世界全体のRE100への道のりへの一時的な遅れは避けられない。世界の太陽光発電パネル生産の8割、設置の3割強、風力発電の生産と設置の5割を占める中国でサプライ・チェインに大きな打撃を受けたからだ。 中国の太陽光発電パネルの...
前回、「箝口令」が敷かれていた日本のRE100に、リコーが「蟻の一穴」を空けたのは伝えたとおりだ。そして、最初に日本でRE100を達成したのは、アップル社だった。日本経済新聞が「アップルが再エネ100% 最後の難関、日本も達成」と昨(2019)年9月9日に詳報している[1]。 以下、概要を簡単に説明しよう...
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