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再生可能エネルギー100%とは?再エネ電力のメリットと調達方法

2021.06.16

現在、世界中で利用されている化石エネルギーは、限りあるエネルギー源と言われています。さらに、化石エネルギーの使用に伴って地球温暖化の原因となる温室効果ガスが排出されることから、2016年には「温室効果ガスの削減に関する取り決め」がパリ協定から発効されました。

この取り決めにより、温室効果ガスの削減を目的とした「再生可能エネルギー100%」という取り組みが、国際的に注目され始めています。

そこで今回は、再生可能エネルギー100%について、概要からメリット、エネルギーの調達方法まで詳しく解説します。世界的に深刻となっている環境問題に取り組みたいと考えている企業の方は、ぜひ参考にしてください。

 

1.再生可能エネルギー100%とは?

再生可能エネルギー100%とは、地球温暖化の原因とされている温室効果ガスを削減するべく、消費電力を100%、再生可能エネルギーでまかなうことを目標とした取り組みです。世界中の企業が加盟する国際イニシアチブで、日本企業も50社以上が加盟しており、再エネ導入率も徐々に上昇しています。

再生可能エネルギー100%は、英文の「Renewable Energy 100%」の頭文字をとって「RE100」と名付けられているほか、「再エネ100%」と呼ばれることもあります。

また、そもそも再生可能エネルギーとは、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを排出せず、短期間のうちに繰り返し利用可能なエネルギーのことです。2016年にパリ協定が発効されたことにより、世界中の企業において再生可能エネルギーの導入が急速に進められています。

再生可能エネルギーは、下記のようにさまざまな種類があります。

再生可能エネルギーの種類
  • 水力
  • 風力
  • バイオマス
  • 地熱
  • 太陽光
  • 太陽熱
  • 大気中の熱(その他自然界に在する熱)

再生可能エネルギーの主な特徴は、下記の3つです。

○エネルギー源を繰り返し利用できる

再生可能エネルギーは、「エネルギー源が永久に枯渇しないこと」が条件となっています。水力や風力、太陽熱など自然をエネルギー源としていることから、枯渇させず永久に使用することが可能です。

○温室効果ガスを排出させずに発電できる

石炭・原油などの化石エネルギー源で発電すると、化学燃料の焼却に大量の温室効果ガスが排出されます。しかし、再生可能エネルギーはエネルギー自身が持つ動力により発電するため、温室効果ガスは基本的に発生しません。

○場所を問わずエネルギー源を調達できる

前述のとおり、再生可能エネルギーは自然をエネルギー源としているため、さまざまな場所でエネルギー源を調達することが可能です。さまざまな地形があり、自然豊かな日本では、多くの場所でエネルギー源を調達しやすいと言われています。

 

1-1.再エネ電気とFIT電気の違い

現在では、再生可能エネルギーの電気を利用した電力プラン(再エネ電気)も新たに切り替えられるようになりました。この「再エネ電気」と似た言葉に、「FIT電気」という言葉もあります。ここからは、再エネ電気とFIT電気の違いを詳しく解説します。

そもそもFIT電気の「FIT」は、「Feed-in Tariff」の略称であり、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の意味を持ちます。FIT制度により電力会社が買い取った費用は、各世帯 企業といった消費者が支払う電気料金に、「再エネ賦課金」として負担されます。

また、FIT電気は再生可能エネルギーを使って発電される電気ですが、FIT電気を再エネ電気と表示するためには、環境価値を追加しなければなりません。

環境価値の取引制度には、「Jクレジット」「グリーン電力証書」「非化石証書」の3つがあります。各制度の概要は、下記を参考にしてください。

Jクレジット 再生可能エネルギーの導入による温室効果ガスの排出削減量を「クレジット」とする制度
グリーン電力証書 再生可能エネルギーで発電された電気の価値を「環境価値」として証書化する制度
非化石証書 再生可能エネルギーで発電された電気の環境価値から「非化石価値」を分離して証書化する制度

 

2.再生可能エネルギー100%電力を活用するメリット

再生可能エネルギー100%電力の活用には、地球環境にやさしいこと以外にもさまざまなメリットがあります。

ここからは、再生可能エネルギー100%電力を活用するメリットを3つ、それぞれ詳しく解説します。再生可能エネルギー100%に取り組みたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

2-1.脱炭素社会の実現に貢献できる

パリ協定では、「世界全体の温室効果ガス排出量を実質的にゼロにする(脱炭素化)」という長期目標を世界的に掲げています。

また日本でも、「2050年までに温室効果ガスの排出量ゼロ」という課題が、菅総理大臣が初めて行った所信表明演説にて表明されました。さらに2021年4月22日に行われた気候サミットでは、「2030年度の温室効果ガスの排出量を、2013年度から46%削減し、50%に向けてさらに挑戦する」と菅総理大臣が宣言しています。

これらのことから、世界的にはもちろん、日本国内においても脱炭素社会の実現は重要とされていることがわかります。今後も脱炭素化に向けて、再エネの普及拡大に力を入れていくことが予測されるでしょう。再生可能エネルギー100%電力を活用すれば、脱炭素社会の実現に貢献でき、企業の競争力の強化やブランドイメージの向上にもつながります。

 

2-2.投資家や取引先にアピールできる

近年、多くの投資家たちの中で「ESG投資」が注目されています。ESG投資とは、環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)の3つの観点から企業を評価し、投資先を決める方法です。

再生可能エネルギー100%電力を活用することにより、環境をはじめ社会・企業統治に関するアピールができます。新しい顧客の獲得はもちろん、投資家による投資にもつながり、経済的な成長が見込めるでしょう。

 

3.再生可能エネルギー100%電力を調達する方法

再生可能エネルギー100%の電力の調達方法には、主に下記の3種類が挙げられます。

  • 自家発電
  • 再エネ電力メニューの購入
  • 再エネ電力証書の購入

上記の電力調達方法は、いずれか一つのみではなく、組み合わせて調達することも可能です。ここからは、それぞれの調達方法に分けて概要と特徴を説明します。

 

3-1.自家発電で調達する

自家発電は、専用線などで接続された再エネ電源から、直接再エネ電力を調達する方法です。主に屋根の上や敷地内駐車場などに太陽光発電を設置するというケースが一般的で、設備投資などの初期投資が高額となりやすく、場所によっては電力を調達できないといった注意点もあります。

しかし、再生可能エネルギー100%電力を調達する方法として最も直接的な方法とも言えるでしょう。自家発電での調達方法にあわせて、他の調達方法を組み合わせるケースも多いです。

 

3-2.再エネ電力メニューを購入する

再エネ電力メニューは、小売電気事業者が提供する「再エネ電力メニュー」を購入して電力を調達する方法です。契約・切り替えを行うのみで再生可能エネルギー100%電力を調達できるため、最も手軽な方法と言えるでしょう。

再エネ電力メニューは、対象の供給エリアによって料金プランが異なります。一部では、再エネ電力メニューの購入で電気代が通常よりも1~2割ほど高くなるとも言われていますが、再生エネルギーの割合が高くても特に電気代が割高とならずに済んでいるケースは存在します。購入前に、きちんと料金プラン・内容を確認すると良いでしょう。

 

3-3.再エネ電力証書を購入する

再エネ電力証書は、再生可能エネルギー100%電力から分離された環境価値のみを再エネ電力証書として購入・調達する方法です。企業などが直接取引できる証書には「グリーン電力証書」と「Jクレジット」があり、これらは発電事業所のみでなく小売電気事業者、仲介事業者から購入することもできます。グリーン電力証書とJクレジットを組み合わせることも可能です。

また、再エネ電力証書を購入した再生可能エネルギー100%電力の調達方法は、他の調達方法と組み合わせて利用することが一般的と言われています。どの方法を組み合わせるかは、各企業によって異なるため、一度各窓口に相談すると良いでしょう。

 

まとめ

ここまで、再生可能エネルギー100%の概要から、再生可能エネルギー100%電力を活用するメリット、さらに再生可能エネルギー100%電力の調達方法まで解説しました。

再生可能エネルギー100%電力を活用すれば、脱炭素社会の実現に貢献でき、企業の競争力の強化・ブランドイメージの向上・新たな顧客の獲得・投資家による投資などさまざまなメリットを受けられます。一方で、ケースにより運転費用などのコストが発生することにも注意が必要です。

「RE100電力株式会社」では、中長期的にCO2・温室効果ガスの削減を目指す企業様に向け、再生可能エネルギーの電気の供給や、CO2・温室効果ガス削減の提案・サポートを行っています。環境問題に取り組みたいと考えている企業の方は、ぜひ一度お問い合わせください。


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